1. Newsweek 国際版
「Japan’s Semiconductor Ecosystem Primed to Capitalize on Sector Growth」と題し、さまざまな日本企業の取り組みが特集されました。その中で、コスモ・テックの製品、サービス、国際展開、そして今後の成長戦略について取り上げていただきました。
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弊社の技術革新が、半導体業界のさらなる発展に寄与できることを嬉しく思います。
2. THE WORLD FOLIO
弊社の真空部品業界での取り組みやサプライチェーン、日本の製造業が直面している課題や、成長戦略など深掘りした内容となっております。
インタビュー記事はこちらからご覧いただけます: THE WORLD FOLIO
国際市場での更なる展開を目指し、今後も技術とサービスの向上に努めてまいります。
3. コスモ・テック:グローバル展開で新たな高みへ
超高真空部品という専門領域で、独自のビジネスモデルを築き上げた日本企業が、いま世界市場で存在感を高めている。
文:シアン・オニール
コスモ・テック株式会社 代表取締役社長 関口 拓
日本の精密機器産業の隠れた立役者が、いま世界市場で存在感を高めている。1992年に東京で創業したコスモ・テックである。超高真空部品という極めて専門的な領域で、同社は独自のビジネスモデルを確立し、業界のフロントランナーへと駆け上がった。
同社の強みは、8,000点に及ぶ豊富な標準製品群、そして顧客が適時に製品を受け取れるよう、配送サービスも提供している点だろう。「超高真空部品のEコマースは確かにニッチな市場ですが、30年に及ぶ業界経験により、エンジニアリング企業の細かなニーズを熟知しています。顧客は発注の翌日には製品を手にすることができる。この即応性こそが、我々の提供する本質的な価値なのです」と関口社長は語る。
しかし、コスモ・テックの真骨頂は、その卓越したカスタマイズ能力にある。「顧客の要望と目標を徹底的に分析することから、すべては始まる」と関口社長は説明する。30年の技術的蓄積を基盤に、顧客の仕様に完璧に適合する製品を生み出していく。プロトタイプの作成、顧客による試用、そして目標達成までの継続的な改良、こうした緻密なプロセスこそが、同社の競争優位性を支えているのだ。
2013年の米国進出は、同社のグローバル戦略における重要な転換点となった。現地事務所の設立を通じて培った経験を活かし、現在は新興国市場への展開を加速させている。特に関口社長が注目するのが、インド市場である。「今後10年で製造業の中心軸がインドにシフトする」という専門家の予測を引き合いに出しながら、同社は日本国外でのオープンイノベーションモデルを積極的に推進。グローバル市場における新たなパートナーシップの構築に向けて、着実な歩みを進めている。