ステンレス製ねじの3つの特徴

米国だけでも年間2,000億個以上のねじが製造されています。しかし、すべてのねじが同じように作られているわけではありません。
正しい材質のねじを選ぶことは、アプリケーションを成功させるために非常に重要です。様々なタイプのねじがステンレス鋼で作られていますが、新しいねじの材料として最適なのでしょうか？意外と知らないステンレスのことをご紹介します。

1.) ステンレス製ねじは自己修復が可能です

ステンレス製ねじは、酸化皮膜によって表面が保護されているため、小さな傷は自己修復が可能です。表面に傷がつくと、露出した内側の層が空気中の酸素と反応し、新たな保護層を形成します。

2.) ステンレス製ねじは軟磁性を保持することができます

ステンレス鋼は一般的に非磁性体と考えられていますが、必ずしもそうとは限りません。
グレードによって異なりますがステンレス鋼は通常、低炭素鋼に約18％のクロムと8％のニッケルを加えたものです。その他、磁性を帯びた他の合金を少量含む場合もあります。

3.) ステンレス製ねじは、適切な使用状況下においても腐食することがあります

ステンレス鋼の最も魅力的な特性のひとつは、腐食しないことです。しかし、この大きな利点は、ステンレス鋼が酸素にどの程度接触するかどうかにかかっています。前述した通り、素材は酸素と反応して保護膜を形成し、この保護膜が素材を腐食させないようにしています。しかし酸素濃度の低い環境では、この層が形成されないため、腐食性の高い化学物質や環境にさらされると確実に腐食してしまいます。

ステンレス鋼は、ねじに最適な材料ですが、使用時にはその魅力的な特性と潜在的な欠点の両方を十分に理解していることが非常に重要です。特定の用途に適した材料選びについて質問がある場合は、メーカーやサプライヤーに問い合わせを行い、選択肢を検討することをお勧めします。

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